物語の舞台

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政治体制は人族・蛮族(バルバロス)ともに大半の国が我々の現実世界の中世の専制君主制や封建君主制、あるいは神権政治に似た体制を取っています。 ただし一部の人族国家には立憲君主制のような象徴的存在でしかない国や(機能してるかはともかく)議会制民主主義をとる国、有力者が集まって自治を行っている都市国家もあります。 人族の身分制度はそれなりに厳格ですが優れた功績があれば庶民でも騎士位や爵位をとる事もできます。逆もまたしかりで反逆罪等により罪状の重さにより本人だけでなく一族郎党が処分される可能性もあります。奴隷制度は原則として禁止されていますが一部の地域では残っており、借金や身売りや懲役刑の代替として行う合法的奴隷も存在しえます。しかし人身売買や誘拐による非合法な奴隷もいると言われています 一方蛮族では完全なる実力結果主義です。強き者が正義であり法律であり弱き者はその所有物であり臣下です。気に入らない者が上司でも従わなければなりません。ただし地位にあぐらをかいて不祥事を起こすと“処罰”や“人事異動”がありえます。 基本命令は絶対ですが下克上はありです。勝った者が正義であり負けなければいいだけの話です。負けた場合?生まれ変わって出直せばいいんですよ。謀反が原因?部下をまとめることもできない器の小ささと部下に負ける実力のなさが悪いのです。 ただし下克上の際もご用心。憎き上司を倒してもそいつに忠誠を誓っていた輩が復讐にくるかもしれませんし、うっかり更に上の人の機嫌を損ねたりすれば大変です。まあ最悪負けなければ全て解決しますが 話を地位に戻すと蛮族社会では地位≒実力です。種族により魔力・知力・能力が違います。つまり生まれた時点である程度は地位が決まります。魂に刻まれている“穢れ”が多いほど強い傾向にありますが必ずしも穢れが少ない種族が弱いとは限りません。 種族はあくまでも基準の一つに過ぎません。ドレイク等の上位種に生まれても実力がなければ転落しますし、逆にコボルドを初めとする妖魔のような下級種族でも魔剣を手にしたりニンジャ等の特殊な訓練を積むことで実力をつけ成り上がる事も可能です
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