俺はこんな事望んでないッ!」

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職員室につく頃には孝と麗は起きていたのでよしとした。 「戻りましたー」 「無事だったか」 毒島先輩が微笑んでくれている。 「いえい痛っ」 後ろにいた美香が不機嫌そうに背中の辺りを抓んできた。 俺は抓んだ意図を理解し、すぐに美香の頭を撫でた 「美香、頼りにしてるからな」 「そ、そうですか////」 すると孝が話しを切り出した。 「鞠川先生、車のキーは?」 「あ、バックの中に……」 すると毒島先輩が机にもたれて言った 「全員を乗せられる車なのか?」 「う゛っっ……コペンです……」 「部活遠征用のマイクロバス使えばいいだろ。 ま、無理なら俺と美香は自転車でw」 するとコータが簡易銃?の弾丸をセットしながら 「大丈夫、まだマイクロバスが残ってるから」 そうだった!バスがある! 「バスはいいけど、どこへ?」 鞠川先生が自分の頬を指で突きながら言う 孝はバットを立てかける 「家族の無事を確かめます。 近い順にみんなの家を回るとかして、必要なら家族も助けて安全な場所を探して……」 すると沙耶が(何時の間に眼鏡をかけた?) 「見つかる筈よ。警察や自衛隊だって動いてる筈だから地震の時みたいに避難所とかが……」 俺は椅子に座ってテレビのリモコンをいじる 「全員、テレビ見てみたら?」 ポチッとな 『……です。各地で頻発するこの暴動に対し政府は緊急対策の検討に――』 「暴動ってなんだよ暴動って!!」 孝が怒った様に言う。 余り大きな声出すなよ、奴らが来たら怖いだろww 『――発砲です!ついに警察が発砲を開始しました!!状況は解りませんが……きゃああああ!!いや!なに!?嘘った、助け…… うあっあああ!!!』 ザッ 暫くお待ち下さいというテロップの後、スタジオからの放送が再開された。 『何か問題が起きたようです。 こ、此処からはスタジオよりお送りします。』 俺は電源を消した
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