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「ねぇ?」
「なに?」
「私の事愛してる?」
それが君の口癖だ。
「そうじゃなかったら一緒にいないでしょ?」
いつもそう言ってごまかす僕
「いっつもそう言うんだから」
そういいながらイタズラに笑う君が……由紀が好きだったんだ。
けれどある日に些細な事で君を泣かせた。
由紀以外の女の子と僕の友達と一緒に遊びに行った事で由紀に
「何で言ってくれなかったの?」
そう聞かれて僕は
「一々言わなくてもいいでしょ?」
そう言っていた。
「一言ぐらいは言って欲しいよ」
「僕の事を信用してないんだな」
そう言ってしまった。
「そうじゃないけど…」
「そうだろ?」
「不安なんだもん!」
「え?」
考えてなかった言葉を言われてそう聞いてしまっていた。
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