13人が本棚に入れています
本棚に追加
4月、桜並木が続く通学路を湘北高等学校の生徒が登校してくる。
胸を弾ませながら私は登校する。
酒主美奈(サカヌシミナ)
湘北高校の制服を着て初登校日。
「美~奈!おはよう!」
私の背後から声をかけてきたのは中学から親友の上原紗希(ウエハラサキ)である。
「紗希おはよう!」と返事を返す。
「待ちに待った入学式だね。」
「うん。制服が着たくて仕方なかったよ~。」
「あはは。本当に私たち湘北通えるんだね。」紗希の一言で今までのことを思い出す。
進路に悩む私を紗希は湘北を勧めてくれた。
湘北は文武両道の学校で
進学率も就職率も高い。
学力もクリアしていた。
最初のコメントを投稿しよう!