*第1章*キミとの出逢い

3/5
前へ
/49ページ
次へ
4月、桜並木が続く通学路を湘北高等学校の生徒が登校してくる。 胸を弾ませながら私は登校する。 酒主美奈(サカヌシミナ) 湘北高校の制服を着て初登校日。 「美~奈!おはよう!」 私の背後から声をかけてきたのは中学から親友の上原紗希(ウエハラサキ)である。 「紗希おはよう!」と返事を返す。 「待ちに待った入学式だね。」 「うん。制服が着たくて仕方なかったよ~。」 「あはは。本当に私たち湘北通えるんだね。」紗希の一言で今までのことを思い出す。 進路に悩む私を紗希は湘北を勧めてくれた。 湘北は文武両道の学校で 進学率も就職率も高い。 学力もクリアしていた。
/49ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加