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「こちらにどうぞ!」
優花がそう言って通したのは2人の中学3年生。
「あの…よろしくお願いします!」
初初しく緊張しているような姿は、優花が初めてこの場所に来たときそのものを見ているかのようだった。
「今日からバイトに入ることになった伊佐山奈緒さんと、高橋沙亜耶さん。」
優花は真奈美に紹介した。優花の恋愛の支えとなった奈緒と、その友達の沙亜耶。
2人と同じ場所で働けるなんて、夢のようだと優花は思っていた。
「私は中山優花で、彼女は千原真奈美。わからないことがあったら何でも聞いてね!」
「「はい!!」」
2人の威勢のよい声が響く。
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