16人が本棚に入れています
本棚に追加
「…あ、きたきた!」
アパートの前。
優花は二泊分の荷物を抱えて、時計を見ながら門から曲がってやってきた黒のワゴン車を待っていた。
優「もー、遅いんだけど!」
優花が頬を膨らませて子供みたいに言うと、内から助手席の戸を開けたのは、大輔だった。
大「わりわり!ちょっと鍵無くしてて」
優「見つかったの?」
大「まぁな…とりあえず、乗れよ」
うん、て、優花は言って、助手席に乗り込んだ。
久々のデートだ。
しかも初めての二泊三日の旅行と言うのだから、優花はすごく楽しみにしていた。
最初のコメントを投稿しよう!