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「茉莉亜おっはよう!」
「奈美恵っおはよう」
学校の玄関で奈美恵とばったり会ったため、教室まで一緒に行くことに。
「ねぇっ今日転校生くるらしいよ!」
「そうなんだぁー、女の子かな?」
「それがね、男の子なんだって~!
しかもかなりのイケメンくんらしいよ!
さすがの茉莉亜も恋に落ちるかもよ~?」
「えーでも、私恋愛したことないから
どんなのが恋なのかわかんないよ…」
「そんなのいつかわかるよっ☆
その人が特別だとか、いないと寂しいだとか、そういう小さな違いが、好きって感情なのっ」
「ん~…」
そんな会話をしながら教室に入り、
自分の席に着く。
そして異変に気づく。
「…あれ?」
隣の席なんてあったっけ?
茉莉亜の席は一番後ろで、
右隣には机がなかったが、
今日は何故か置いてあり、
妙な違和感があった。
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