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予想外の激痛で冷や汗があふれ、悶えながらに震えた声をひねり出す。そのわずか一秒後。
――――ぐしゃっ。
今度はパチュリーの膝が、俺の股間に突き刺さった。
「Å♪≒☆@£◇※……ッ」
「あ、あんたっ……みんながいなくなった隙に襲いかかってくるだなんて、いい度胸してるじゃない……っ。――咲夜っ!」
ぜぇぜぇと肩で息をしているパチュリーが、一声そう呼ぶと、紙芝居のように、次の瞬間には咲夜が目の前に現れていた。
「お呼びでしょうか」
「この男を、去勢したうえで、とりあえず痛め付けておきなさい……夜まで」
「かしこまりました」
え、ちょっ。おま。
「きょ、去勢はらめぇええええっ!!!」
「最後は咲夜が一発ヌいてくれるそうよ」
「あ、それでお願いします」
「咲夜。やっぱり去勢はいいから、ムチで五千発くらいぶっ叩いておきなさい」
その命令に「かしこまりました」と冷静に従った咲夜に、俺は後ろ手に縄で縛りあげられ、図書館から粗大ゴミのように引きずり出されていった。
……いや、っていうか、パチュリーに聞きたいことがあっただけなのに……。
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