白銀の双銃士

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先進国が多いメリカーナ大陸。 そのメリカーナ大陸にある機械が世界で一番発達した国ヘキサローグにあるスワードから離れ、水の都アトランタに向かう。 海上を走るシェイバーに乗っている黒と白の二丁の銃の弾を込めているアーツと、車窓から見える海に浮かぶ街を眺める同僚のツヴァイ。 髪の長さはミディアムで外ハネの銀。 青色の吸い込まれるような綺麗な瞳。 白のカッターシャツに黒いベストとジャケットとズボンを着ているアーツ。 向かい側に座っているのは、赤髪でサングラスをかけておりアーツと同じ服装をしたツヴァイ。 二人とも、ジャケットの右胸に不死鳥のエンブレムが付いていて、その周りには三つの星が描かれている。 「楽しみやな 水の都アトランタ 水は黒いけど……」 「サングラス取れよ」 「おっそうやった…… って取りたくないわ!」 ふうと溜め息をついて間を置いて質問するアーツ。 「この、ボケとツッコミいつまですんだ? これで10回目だぞ」 ツヴァイは体勢を変えてアーツの正面に向き、デスクに置いている瓶のコーラを手に取る。 「そりゃ着くまでやろ」 そう言うとコーラを一気に飲み干す。 デスクにはアーツの二丁の銃と弾 瓶のコーラが五本立っている。 「それにしても良くそんなコーラばっか飲めるな」 「まあ大好物やからな」 ツヴァイは自慢気に鼻を伸ばしているそう言うと、ちょうど売り子の制服を着た女性が声かけながら通る。
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