G 2012

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G 2012

その日、俺は勤めていた会社をクビになった。 何のアテもなく、ただ町をさ迷っていた。 家族からの、親友からの着信… 俺は無視し続けた。 携帯の電源を落とす。それだけでは足りないと思い電池を抜いた。 しかし、それだけでは何の解決にもならない… そうこうしているうちに俺は自宅のマンションに帰って来ていた。 直後、俺の背後から巨大な足音のような音が。何かと思い振り向くと、そこには恐竜のような姿をした巨大な生物がいた。 生物はこのマンションから離れた所にある別の二つのマンションの間に立っていた。 いつの間にそこに… 生物は周囲をゆっくり見渡す。 同時に生物の背中の背鰭が発光を始める…
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