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やっと掴んだ幸せが 音を立てて崩れていく。 贅沢なんていらない。 多くを望もうだなんて思ってもいなかったのに、 自分が愛した人は、生きることでさえ奪われてしまうのかもしれない。 どんなに信じても、どんなに願っても もしそのときが来たとしたら・・・その覚悟を決められないでいる。 「諒ちゃんは、どんな気持ちでいるの・・・?」 「俺は諒ちゃんではないから、本音までは分かりません。 だけど、生きたい。それだけは分かります。」 失ったあと、あたしはもうどう生きていけばいいのか分からない。
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