~過去の世界~
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『どこ…というのかははっきりせんのぅ…』 短い白い髪を風になびかせ、紅の目を揺らす少女が言った。 ズキッ 『ヴッ……この体はもうもたんのぅ…誰かにうつらねば………!』 そう…この白髪の少女が未乙利の運命を左右させる鍵。 『…あやつ…。』 白髪の少女の目に入ったのは… 長い黒髪を左にまとめた 未乙利だった。
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