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ここは、“神の楽園”ゴッドエデン。今は重要なゼロ計画を実行中のはずだが、何故かその頂点にたつ聖帝、イシドシュウジは、敵の一人、元チームメイトであるサッカー選手を呼び出していた。
それはこの俺、風丸一朗太だ。
俺は今はイシドシュウジの敵、雷門中の味方だ。だが、嬉しくないと言えば…嘘になる。
何故なら、イシドシュウジは、豪炎寺修也なのだから。
俺は中学の時からずっと、豪炎寺の事が好きだった。そして、もちろん今も。
これが、嘘偽りのない本当の気持ちだ。
「どういうつもりだ、こんなところに呼び出して。お前はいったいどうなってしまったんだ、豪炎寺!」
「私は豪炎寺ではない、イシドシュウジだ。」
「しらばっくれるな」
「仕方がないな…ああ、俺は豪炎寺修也だ。久しぶりだな。」
「やはり、豪炎寺なのか…本当に。」
「お前が今言ったんだろう?風丸。」
名を呼ばれた。
心が疼く…やはり俺はこいつが好きなんだ。
どうしようも無く。
だから、問いかけてしまう。
「どうして!俺はお前とプレイしたかったのに何故そんなところに行ってしまうんだ!お前が俺を何とも思っていなくても、俺は…」
「何とも思っていない?本気で言ってるのか?俺もお前が好きだよ。お前と同じように。」
「じゃあ、なんでお前は俺を置いていった!」
「お前が好きなのと同じくらいに、お前とするサッカーが好きだからだ」
「答えになっていないぞ!」
ダメだ…落ち着かなきゃ…いくらこいつの事が好きでも、こいつは敵なんだ。一緒にいたら…
目をつぶって、一番聞きたくて聞きたくない事を聞いてみた。
「豪炎寺、お前は、俺と俺のサッカー、どっちが好きなんだ?」
「今、言わなければいけないか?」
耳元で声が聞こえた。
そのままくるりと回され、唇が重なる。
長いキスのあと、豪炎寺は囁いた。
「俺と組まないか、風丸。」
「残念ながら。」
「じゃあ、色仕掛けといくか。」
「お前はそんなキャラじゃないだろ?」
「でも、抵抗できないだろ」
押し倒され、服を押し上げられる。
抗えない…
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