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ディオンは足を肩幅くらいに開いて、何かを撃つつもりなのか、手を目一杯開いて構え、力を入れた。
「黒爆炎波!!」
ディオンがそう叫ぶと、掌から黒い炎が放たれた。その黒い炎は男達を包み込んだ。
「ギャアァァァァァァ!!」
爆発と共に壮絶な悲鳴があがった。ディオンの体は、黒炎を纏っている。
「何なんだ…あれは…。」
周りで見ていた者達は唖然としていた。
ディオンはそんなことも気にせず、アークのもとに近づいた。
「貴様かァァァァ~~~!!俺の仲間をやったのはァァァ~~~!!」
アークは叫んだ。と同時に
「オオオオオォォォォォォッ!!」
とディオンも叫んだ。
アークの攻撃をジャンプして避け、ディオンは
「黒炎脚!!」
と叫び、アークの顔を黒炎を纏った脚で蹴った。
「ぐ…ぐおぉ…」
と言って、アークはついに人質を放した。ディオンは人質をキャッチして、すぐに下ろした。
「す…すまない…。まさかあんたに助けられるとはな…。」
人質になっていたリナの父親はディオンにお礼を言った。
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