vsアーク一味

10/11
前へ
/668ページ
次へ
ディオンは足を肩幅くらいに開いて、何かを撃つつもりなのか、手を目一杯開いて構え、力を入れた。 「黒爆炎波!!」 ディオンがそう叫ぶと、掌から黒い炎が放たれた。その黒い炎は男達を包み込んだ。 「ギャアァァァァァァ!!」 爆発と共に壮絶な悲鳴があがった。ディオンの体は、黒炎を纏っている。 「何なんだ…あれは…。」 周りで見ていた者達は唖然としていた。 ディオンはそんなことも気にせず、アークのもとに近づいた。 「貴様かァァァァ~~~!!俺の仲間をやったのはァァァ~~~!!」 アークは叫んだ。と同時に 「オオオオオォォォォォォッ!!」 とディオンも叫んだ。 アークの攻撃をジャンプして避け、ディオンは 「黒炎脚!!」 と叫び、アークの顔を黒炎を纏った脚で蹴った。 「ぐ…ぐおぉ…」 と言って、アークはついに人質を放した。ディオンは人質をキャッチして、すぐに下ろした。 「す…すまない…。まさかあんたに助けられるとはな…。」 人質になっていたリナの父親はディオンにお礼を言った。
/668ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加