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『ここはどこだ…。俺は…死んだのか…?
じゃあ…ここは…あの世か…?』
「起きてよ…どこからか来た旅人さん…。」
『誰の…声だ…?生きているのか…俺は…。』
ディオンはそんなことを考えながら、目を開けてみた。そして、周りを見渡してみた。すると、
「やっと起きた。良かった~。死んだかと思ったわ。」
ディオンは起き上がって、すぐそばにいた女の子に
「ここはどこだ?」
と尋ねてみた。女の子は、
「ここ?ここはハーバータウン。小惑星衝突の後も何とか残っている街よ。そしてここは…避難所みたいな所よ。」
と答えた。ディオンは
「そうか。済まない。」
と返した。すると、遠くから
「カツン…カツン…」
という足音が聞こえる。しかも、どんどん近付いてきている。
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