連行されたディオン

4/6
前へ
/668ページ
次へ
『ここはどこだ…。俺は…死んだのか…? じゃあ…ここは…あの世か…?』 「起きてよ…どこからか来た旅人さん…。」 『誰の…声だ…?生きているのか…俺は…。』 ディオンはそんなことを考えながら、目を開けてみた。そして、周りを見渡してみた。すると、 「やっと起きた。良かった~。死んだかと思ったわ。」 ディオンは起き上がって、すぐそばにいた女の子に 「ここはどこだ?」 と尋ねてみた。女の子は、 「ここ?ここはハーバータウン。小惑星衝突の後も何とか残っている街よ。そしてここは…避難所みたいな所よ。」 と答えた。ディオンは 「そうか。済まない。」 と返した。すると、遠くから 「カツン…カツン…」 という足音が聞こえる。しかも、どんどん近付いてきている。
/668ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加