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母は美人とは言えなかったが
心は最高に綺麗だった。
なのに、そんな母が死んだ。
俺の唯一の心の拠り所はもう無い
(なんで、死ぬんだよ。馬鹿母さん)
俺の母は身体が弱く病気がちだった。だが今回の病状は酷かった。
それからの俺は親父と同じ様に女と酒に溺れる日々が続いた。
でも、そんな俺に1人の少女は言う
『貴方、残念な人ね』
少女はその一言を残し去った。
俺はその言葉で正気に戻った。
そっくりそのまま母に同じ事を言われた事があるからだ。
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