入学

3/43
前へ
/43ページ
次へ
顔も整っていて髪はショートでいつも立たせていてあまり老いを感じさせないのが俺の親父。 自分とそんなに差が無いと思うと若干腹が立つがそんな事、今はどうでもいい。 「起きねぇなら俺だけ行くからな。」 「わかった、わかった。起きるからそんな事言うなよ。母さんとの約束なんだから。」 「!・・・・・母さん・・・・か。」 「あぁ、きっと見たかっただろうな。友里も・・・・・。」 「・・・・・・・・・。」 友里と言うのは今の会話からわかるように俺の母さんだ。 しかし、まぁ、親父がこんな事を言うのも仕方ない。 なぜなら俺の母さんは――――― 俺が5歳の頃に病気で死んでしまったから・・・・。
/43ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加