001

3/13
前へ
/110ページ
次へ
「俺は、結「ハーミル・ユーノキアとアシュキ・ユーノキアだ」…暁?」 「えっと…どっちがどっち?」 榛の言葉を遮り名乗る暁。その行動に首を傾げる榛。 暁はサラッと言ったのでサファリムは思わず聞き直す。暁は今度は指をさして名乗る。 ハーミルが榛でアシュキが暁。一応名前の前後に名前の一部が入っている為、縮めてハル、アキと呼べるようになっている。 未だ首を傾げている榛に暁はコソッと後で説明すると囁いた。 「それで貴方達、魔法は使えるの?…ってどうしたの、ハーミル君…すごい顔になってるわよ? (可愛い顔が台無しね)」 「あ、ごめんなさいっ」 「榛には甘いんだろ」 榛はサファリムに言われ慌てて笑顔になった。が隣でお茶を飲んでいた暁に指摘され苦笑する。 榛の顔がすごいことになっていたのはお茶のせいだった。 一見弟キャラの榛はコーヒーはブラックしか飲めないという程、逆に俺様、クールキャラの暁はコーヒーは砂糖入れても無理な大の甘党。
/110ページ

最初のコメントを投稿しよう!

23人が本棚に入れています
本棚に追加