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「なにこれ」 「魔法陣。」 「いや、わかるけど!」 榛がサファリムに聞くと当たり前な答えが返ってきた為、暁が突っ込む。 「この真ん中でこの石に魔力流すとその人にあった武器が出来るのよ。大きく描いたから2人同時にやりなさい」 そういうと2人を魔法陣に入れ、石を投げ渡す。 石をキャッチすると2人は苦笑してから頷き、先程水晶にやったように石に魔力を流す。 すると淡く魔法陣が光り出した。 数分程、石に魔力を流し続けていると石が炎と電磁波に包まれる。炎は次第に大きく形創られはじけた。 そこから出てきたのは大きな赤紫の鎌。榛と暁で違うのは色だけ。榛のは少し紫が強く、暁のは赤が強く出ているだけで他は同じ。 2人が自分の創った鎌を見ていると足元に何かが擦りよってきた。 フと其方に視線を向けると一見白いが近くで見るとピンクがかった白豹が榛に一見黒いが近くで見ると紫がかった黒豹が暁の足元に擦りよっている。
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