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暁は突然のことにビクッと身体を震わせたが、榛は可愛いと言って白豹を撫で始めた。
「豹って危ないんだけどな…」
「あ、その子達は貴方達の使い魔よ。契約しなさい」
「「契約?使い魔?」」
ボソッと呟く暁に叫ぶサファリム。
その言葉に、なにそれと言いたげにサファリムを見る2人。
「使い魔は、貴方達の魔力に合ったパートナーになる生き物よ。契約はその子達に従いなさい」
何がなんだかわからぬままサファリムに言われた通り豹と向き合う2人。
「あ『頭撫でて撫でて!』
『ずるーい!僕もー!』……喋れるのか」
暁が喋ろうとすると白豹が榛に急かすように言う。すると黒豹も暁にねだり始めた。
とりあえず宥める為にも撫でる2人。すると手のひらがカッと熱くなり咄嗟に手を引く。手のひらからは煙が出ていた。
それを視界に入れた暁は自分の手はお構いなしに慌てて榛の手のひらを確認する。
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