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暁は恐る恐る目を開けるとそこに映るのは校舎やグラウンドではなく、山と湖。しかも…屋上から落ちたはずなのに屋上より遥か高い上空と言えるところから落ちている。
「榛!目開けろ!」
「…暁?俺達死んじゃったの?」
「今からもういっぺん死ぬかもな」
「え?えぇ!?」
榛の言葉に暁が落ちる所を見ながら言うと榛も不思議そうに暁の視線を追い驚く。
「流石に二回も死にたく…え?」
暁がどうするか悩んでいると2人目掛けて大きなまーるい物体が迫ってくる。
物体は止まっているのだが、2人は重力に従い落ちている為、すぐに物体と接近する。2人はポヨンッという音と共に物体にぶつかった。
「「た、助かった?」」
2人が顔を見合わせながら呟くと物体はぽえー!と鳴き、地面へと向かう。どうやらこの物体は生き物で魚みたいなものらしくオビレがあった。
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