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地面に着くと水色のマントにフードを被った人物がいた。
その人物に警戒しながら2人は生き物から降りる。
「ありがとな!…クジラ?」
榛は降りるなり生き物を撫でながら礼を言う。マジマジと見ると生き物は簡略化されたクジラのようだった。
「ルーフェ」
水色マントの人物が声を掛けるとクジラのような生き物は水色マントの人物に擦りより消えた。
「…貴方達、どこの生徒?」
水色マントの人物は、フードを取り、2人を睨みながら言う。
フードの下から出て来たのは藍色のショートカットの髪、水色の目をした一見20代前半の女性だった。
「…成北"せいほく"学院。」
上から目線の発言に少し苛つきながらも答えるのは暁。榛は目をパチクリとさせている。
「………どこ?」
女性は怪訝そうに眉間にシワを寄せながら聞く。
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