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「……つうか此処どこ?」 「ここは、ファルアブルのイレイスの森よ」 「へぇ… 榛、聞いたことあるか?」 「ない…やっぱり死後の世界…?」 2人はヒソヒソと女性に背を向け話す。 「どうしたの?」 女性は腰に手を当て声を掛ける。 「あの…ここは死「あの、この近くに町ありますか?俺ら地方からやってきてよくわからないんです」あ、暁?」 榛の言葉を遮り暁が営業スマイルじゃないかと思える程の笑みで質問する。 「そうねぇ…」 「…バカ榛。死後の世界ですかなんて通じるか」 「いひゃい…」 暁の言葉に女性が悩んでいる内に暁は榛に囁き、頬をつねる。
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