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「今のは…」
「あ、そこ座って今飲み物出すわ」
「お構いなく」
暁が驚きを隠せないで立ち尽くしている中、榛は周りをキョロキョロしながら女性の言葉に返している。
3人が着いた場所は、ある建物の一室。校長室らしい部屋であった。榛は未だ立ち尽くしている暁を引っ張り座らせる。
榛は何気になく暁の頭をポンポンとすると暁はハッとして榛を見る。
それに気付いた榛は手を止め、微笑む。それにつられ暁も微笑むと何やら強い視線を感じ2人が視線をそちらに向けると、それは飲み物を用意しているはずの女性だった。
「おほほ…ごめんなさいね。あまりにも絵になりそうだから。はい、プレギオ茶。
自己紹介がまだだったわね。サファリム・ディク・オルフェン。此処オリビルア学園の学園長よ。学園長ってよりサーファって呼んでちょうだい」
サファリムは、笑い誤魔化しプレギオ茶という紅茶らしきお茶を出すと簡単に自己紹介をした。
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