幼き日々は

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「鳴海!次は鳴海だよ!」 ボソッと声をかけてきた美記に自分がまたボーッとしていたことに気付く 周りに視線を移すと全員こちらを凝視していて、慌てて鳴海は立ち上がった 「あ、あの… 柊…鳴海です… 宜しく…です」 そういうと鳴海は力なく座りこんだ 間髪入れずに遥が立ち上がり 「鈴木 遥です 宜しくお願いします」 とお辞儀をして座った なんとなく間を繋いでくれた遥に心の中でお礼をいう鳴海 やっぱり帰りたい そんな気持ちが気分を滅入らせる
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