幼き日々は

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その後はというと勿論、盛り上がりは上々で無口だった遥も積極的に会話に混ざっていた 鳴海は時たまくる会話に愛想よく相槌を打つ程度 早く終われ早く終われ ただそう念じていた 「あ、美記 私お手洗いに行ってくる」 疾風と話し込んでいる美記に一言だけ行ってお手洗いに向かった鳴海 お手洗いというのは口実で、ただあの場から離れたかっただけ お酒に酔ったせいで気分が悪いのかなんなのかは分からないけど、凄く気分が悪い 帰るって言ったら空気悪くするかな…
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