幼き日々は

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たいして働きもせず、母がいるにも関わらず愛人を作り 少ない給料を家庭へと回さずに、愛人へ貢いで家庭を捨てていた父親 離婚してしまってから優しかった母親は変わってしまった スナックで働くようになってからはコロコロと家に連れ込む男が変わり 「鳴海、新しいパパよ」 そう幾度となく言われ続けた 変わり果ててしまった母親を 母親ではなく、ただ男に飢えて娘がいることにも構わず快楽と愛だけを求める女になってしまったことに あたしはそんな母親を見ていられなかった
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