幼き日々は

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──────… 「ただいま」 呟くように自分の帰りを告げる言葉を発するが返答はなかった 母親は今日もスナックへと出勤 40歳になる母親は未だにスナックで働き続けていた 理由はあたしの為なんかじゃない 「お帰り、鳴海ちゃん」 異様な声に思わず身体が硬直する 「どうしたの?早く上がりなさい」 鳴海を満面の笑みで出迎えたのは、籍はいれてはいないが現在のパパ
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