幼き日々は

6/36
前へ
/70ページ
次へ
「た、だいま…」 極力目を合わせないように男の横を早足で通り過ぎようとするが 間髪入れずに腕を掴まれる 「どうしたの?鳴海ちゃん。そんなに急がなくてもいいじゃない」 少し荒い呼吸をしながら鳴海の腕を引き寄せ抱き締める男 「止めて…下さい…っ!」 腕を引き剥がそうとするが、男の力には敵わない 今から起こる事を考えるだけで身体が震えてしまう
/70ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加