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「おぉい、朋花時間だよー?」 「あ、今行くー」 向うの部屋から聞こえる母の声に、 私は反応するように大きな声で答えた。 私は、母に挨拶する前に 「亮、行ってくるね?」 笑顔で一礼した。 起き上がると、亮が笑っている。 写真でも嬉しい。 亮が「いってらっしゃい。朋花」 そう言っているような気がするんだ。 私は、リュックサック状にして 通学かばんを背負って 茶色のローファーを履いた。
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