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大昔のお話です。
とある村に綺麗な巫女の娘が居ました。
巫女の娘は人々に『神』の子と言われ、大切にされていました。
しかし、ある時、巫女は隣の村に祀られている九尾の妖狐に恋をしました。
九尾と巫女は結ばれ、二人の間には女の子が一人産まれました。
三人は仲良く暮らしていましたが、幸せは長くは続きませんでした。
村人が三人を襲ったのです。
九尾と巫女は娘を庇い、死にました。
残された娘は牢獄に閉じ込められました。
めでたしめでたし。
これで物語が終わった訳ではありません。
今、始まったのです。
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