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村を焼き尽くした後、琥珀は父と母が眠る墓に向かった。
琥珀「父様…母様…。我…敵とった。」
琥珀の両親の墓があるのは、大きな桜の木の下だった。
琥珀「母様…父様…我、間違ってない?」
しかし、桜は答えてはくれなかった。
琥珀「また来る…さよなら。」
琥珀が桜に背を向けた時、桜の木が光った。
その光は琥珀を飲み込み消えた。
我らの愛しい子…行っておいで…
どこからともなくその声は聞こえ…虚空に消えるのだった。
壱 end
後書き→
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