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「で、俺らはいつまでここにいればいいんだ?」
とある場所の宿のベッドの上で俺は友人の真矢と一緒に会話をしている。
そもそもとある場所、という曖昧な表現を使ったのは本当に場所が分からないからだ。
簡単に言うと俺達は二日前に、こっちの世界に飛ばされた。
俺は普通の男で、普通に高校に通ってる普通の人間だ。
名前は川上斗也。
今年で高校三年生。もう遊んでられない時期に入ったってのに俺の頭は相変わらず遊ぶ事しか考えない。
まぁ現実が嫌だった訳でもない。
しかし自分が勇者になって悪い奴から姫を守るみたいな想像も何回もしたことある。
まぁ、誰でもあるだろうが。
しかし自分が本当に謎の世界に来てしまったとしたら話しは別な訳で。
本音はと言うとはやく元の世界に帰りたい。
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