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~姫様?side~
今日私はお隣の国のお友達の所に遊びに行っていました
普段の外出時にはもっと護衛の方をつけるのですが、あ、これでも私一国の姫ですよ?
まぁそれで今回はお忍びでただ遊びに行くだけだったのでいつもの半分以下の護衛しかつけませんでした
それがいけなかったのでしょう
楽しく遊んだ帰り、帰路もあと半分というところの森の中で山賊に出会ってしまいました
「グェッヘッへ、金目の物とその馬車の中のお偉いさんを置いてきな!」
山賊が模範的なことを言ってきます
「貴様ら!この中にいらっしゃるのが姫様と知っての狼藉か!」
護衛の方も負けじと言います
「渡す気はないようだなぁ、じゃあしょうがねぇ」
そういって山賊が懐から笛を取り出して吹きました
ピィィィィィィ
すると前方からおびただしい数の山賊が
ザッと100人はいるでしょう
多分彼らは此処等で有名な山賊『スパイダー』なのでしょう
え?冷静に解説してるけど怖くないのかって?怖いですよ!怖いに決まってます!
あぁ一度怖いと思うと止まりません
外では護衛の方の悲鳴が
誰か……助けて
私がそう思った瞬間でした
「フハハハハハ!社長の嫁召喚んんんん!!!」
若い男の方の声が聞こえました
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