。* 本編 *。  

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ある日、私は、いつものように腹痛になった。 でも、この日はいつも以上に痛く、よく効く薬をのんでも治らなかったので、保健室に行った。 もちろん、薬は出してもらえないわけで、3時間近く寝る事も出来ず、ベッドの中で苦しんでいた。 その時、保健室の先生が、「早退しますか?」と言ったので、流石の私も早退する事にした。 が、しかし、両親は、両方ともいつも仕事で迎えに来れるはずがなかった。 けれど、親が迎えに来なくてはならないと言うもので、私は電話に出れる父に電話した。 そうしたら、父は、駅まで迎えに行く、と保健室の先生に嘘をつけ、と私に言った。 父はやはり迎えに行けないようで、1人で帰って来れるだろ、と私に言ったもんだから、私は元気を装い、「うん。」と言った。 ほんとに痛いから、迎えに来て欲しかったけどね。 保健室の先生は、母にも電話するよう父に言ったが、私は当然無理だと思った。 でも、そこで急に睡魔に襲われ、もうそこから覚えていない。 一時間寝たくらいだろうか、保健室の先生が私に「起きて。」と言った。
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