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「迎えがいらっしゃったわよ。」
と、私に言った。驚きつつ、凄く嬉しかった。
やっぱり、お父さんは来てくれたんだ、て思って。
保健室の扉の方を見たら、違った。
両手いっぱいにたくさんの荷物を抱えて、
私のお母さん がいた。
「遅くなって、ごめんね。」
て、私に言った。
絶対に来れないはずなのに、仕事急いで終わらせて、夜ご飯の材料を買って、電車を乗り継いで、私の為に、来てくれたんだ。
とっくに痛みなんか消えてた。
もちろん、これが一番良く効く、
「魔法の薬」
だね。
完 -------- * ----
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