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「な、なんだよおい。
瑞希かよ、驚かせやがって」
と言いながら、自分が未だに土下座の姿勢を維持しているのに気付いて、さりげなく……出来るだけさりげなく、あぐらの状態へと変える。
もしかしたら瑞希は俺の土下座を見ていなかったかも……。
いや、そうだ。そうに決まって……。
「はぁー……。
恥ずかしい。まさか修羅場でもないのに自分の彼氏に土下座されるなんて」
……だよね~そりゃ見てるよね~。
あわよくばって思ってたけどさすがにないよねぇ……。
醜態をさらしてしまった恥ずかしさに、思わず涙チョロリ。
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