☆とMAの間

3/4
前へ
/19ページ
次へ
すべすべだぁ~。…………じゃねぇ!!!! やべぇ、鏡を見るとそこには、漫画に出てきそうな可愛い子ちゃんがいた。やばいぞ…女子は嫉妬。男子はムラムラ。やべぇ、唯一の味方は、いつもの三人…? サカモトサン?どうしたんですか?ヨダレ垂らして、その獲物を狙う時の目は、その奇妙な手つきは。 ショウヤサンモ、いつもはハーフボイルドなのに、少し興奮しているのか鼻血が。 レイスサンに関しては、コスプレ界史上最強の武器であるスク水(旧型)を装備中… こりゃ、終わったな。人生的に、社会的に。精神的に。 「み、みなさん…止めて下さい…」 なぜか知らんが皆ムラムラモード発動してやがる。なんか恐ぇ。逃げた方が… 「ほ、ほんと、止めてください…」 「「「「「「「「やっほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」」」」」」」」 「へっ!?」 全員のハートに火が付いた!!それぞれが武器を手に僕に向かってくる。 これはやべぇ、逃げなきゃ終わっちまうよ!! ~ワレハ風ノ民~ ~ソノ手足ハ風ヲ纏イ~ ~ソノ者ノ血ハ神風ヲ超エル~ 「翔風!!」 回りにばれないように、魔法を使って自分のスピードを上げました。 そして、屋上に逃走中。学校内には自分のクラスメイトだったハンターがうようよいる。降りたら捕まる。 そこでアドバイザーを呼びました。妹の光です。 「お、お兄ちゃん?どうしたの?その格好?」 光もビックリしてます。 どうしよう、一応全ての流れを言っといたのですが…信じる奴は居ないわな。 「そっか~。でも、お兄ちゃんじゃなくてお姉ちゃん、可愛いね?」 ??どうした?後ろに回って… 「えいっ!!」 「にゃっ!?」 後ろから腕を回され胸を揉まれました。本来ポジション反対じゃね。 て、てか、ちょっとい、嫌、 「や、やめっ。」 「ご、ごめん~。でもまさか、お兄ちゃんの胸を揉む日が来るとはね~。」 その後、小さい声で「私より可愛いし…胸も大きい……」って言っていたような… 光の背中から憎悪のオーラを感じている僕である。 もしや、妹までも敵に寝返った? 「お兄ちゃん………私と一緒にちょっと……あれ?」 急いで逃げたよ。まだ魔法の効力が残ってるからね。だが、 もう味方がいない。いまは、自分の寝床である寮にいる。 僕の唯一の安楽の地。 のはずだった。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加