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すべすべだぁ~。…………じゃねぇ!!!!
やべぇ、鏡を見るとそこには、漫画に出てきそうな可愛い子ちゃんがいた。やばいぞ…女子は嫉妬。男子はムラムラ。やべぇ、唯一の味方は、いつもの三人…?
サカモトサン?どうしたんですか?ヨダレ垂らして、その獲物を狙う時の目は、その奇妙な手つきは。
ショウヤサンモ、いつもはハーフボイルドなのに、少し興奮しているのか鼻血が。
レイスサンに関しては、コスプレ界史上最強の武器であるスク水(旧型)を装備中…
こりゃ、終わったな。人生的に、社会的に。精神的に。
「み、みなさん…止めて下さい…」
なぜか知らんが皆ムラムラモード発動してやがる。なんか恐ぇ。逃げた方が…
「ほ、ほんと、止めてください…」
「「「「「「「「やっほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」」」」」」」」
「へっ!?」
全員のハートに火が付いた!!それぞれが武器を手に僕に向かってくる。
これはやべぇ、逃げなきゃ終わっちまうよ!!
~ワレハ風ノ民~
~ソノ手足ハ風ヲ纏イ~
~ソノ者ノ血ハ神風ヲ超エル~
「翔風!!」
回りにばれないように、魔法を使って自分のスピードを上げました。
そして、屋上に逃走中。学校内には自分のクラスメイトだったハンターがうようよいる。降りたら捕まる。
そこでアドバイザーを呼びました。妹の光です。
「お、お兄ちゃん?どうしたの?その格好?」
光もビックリしてます。
どうしよう、一応全ての流れを言っといたのですが…信じる奴は居ないわな。
「そっか~。でも、お兄ちゃんじゃなくてお姉ちゃん、可愛いね?」
??どうした?後ろに回って…
「えいっ!!」
「にゃっ!?」
後ろから腕を回され胸を揉まれました。本来ポジション反対じゃね。
て、てか、ちょっとい、嫌、
「や、やめっ。」
「ご、ごめん~。でもまさか、お兄ちゃんの胸を揉む日が来るとはね~。」
その後、小さい声で「私より可愛いし…胸も大きい……」って言っていたような…
光の背中から憎悪のオーラを感じている僕である。
もしや、妹までも敵に寝返った?
「お兄ちゃん………私と一緒にちょっと……あれ?」
急いで逃げたよ。まだ魔法の効力が残ってるからね。だが、
もう味方がいない。いまは、自分の寝床である寮にいる。
僕の唯一の安楽の地。
のはずだった。
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