HI

5/6
前へ
/19ページ
次へ
「あ…ありがと…」 肩で息をしながら坂本さんは、俺に…僕にお礼をする。よく見たら、中々上玉…つい舌なめずりをする。 ジュルッ… おっと、もうちょっとで僕の本性がバレるとこだった。 「今、舌なめずりした?」 「えっ!?何のこと?」 「ん、ううん。なんでもない。」 「そ、それじゃ、出口探そうか。」 僕は、なんとかちゃんを連れて聖杯、いや出口を探した。流石にこんなとこにずっとは居られない。でも…どうすんだ。アテさんに聞こうにも電話が無い。さっきの戦いで無くしたらしい。どうしよう~。 「アッ!」 僕は、万能だったじゃないか。不死身じゃないけど。出口とか想像デキソウダ。てか、デカロボを超える衝撃波を飛ばせる時点で、万能発動じゃん。 「坂本さん、ちょっとあっちを見てきてよ。」 わかった、と言って僕が指差した方へ走った。その間に僕は、瞼を閉じ、 我に従われし 我が下僕 我が呼びかけに答えよ あたり一面(廊下だけど)が光に包まれる。そして、僕の魂(精神)は別空間に引っ張られる。 汝の願い 僕の願いは ここから出るための 扉
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加