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「あ…ありがと…」
肩で息をしながら坂本さんは、俺に…僕にお礼をする。よく見たら、中々上玉…つい舌なめずりをする。
ジュルッ…
おっと、もうちょっとで僕の本性がバレるとこだった。
「今、舌なめずりした?」
「えっ!?何のこと?」
「ん、ううん。なんでもない。」
「そ、それじゃ、出口探そうか。」
僕は、なんとかちゃんを連れて聖杯、いや出口を探した。流石にこんなとこにずっとは居られない。でも…どうすんだ。アテさんに聞こうにも電話が無い。さっきの戦いで無くしたらしい。どうしよう~。
「アッ!」
僕は、万能だったじゃないか。不死身じゃないけど。出口とか想像デキソウダ。てか、デカロボを超える衝撃波を飛ばせる時点で、万能発動じゃん。
「坂本さん、ちょっとあっちを見てきてよ。」
わかった、と言って僕が指差した方へ走った。その間に僕は、瞼を閉じ、
我に従われし
我が下僕
我が呼びかけに答えよ
あたり一面(廊下だけど)が光に包まれる。そして、僕の魂(精神)は別空間に引っ張られる。
汝の願い
僕の願いは
ここから出るための
扉
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