2/6
前へ
/19ページ
次へ
あの後、坂本なんとかちゃんはあの事を黙っててくれた。あんな怖い思いしたのに。 しばらくして、僕に友達ができてました。坂本なんとかちゃん、その彼氏の桜(オウ) 祥哉(ショウヤ)君、留学生のレイス=カルマさん。第一印象があれ程のものだったのに、本当に嬉しいかぎりだ。 今日は、召喚獣試験。今まで授業で習った事を本番という形で試すらしい。評価は、そのモンスターの種類と準備の早さ。僕の友達は全員安心だろう。成績がBEST5に入っているのだから。 問題は僕だ。チートがあるから大丈夫なんだろうが…こんな性格で、良い奴が来るだろうか。 「出席番号10番!!桜!!次だぞっ!!」 「はいっ!!」 少し緊張してるらしい。動きがガチガチで、右足と右腕が一緒に出てる。うけるwww。写真に収めて、記念にしよう? なんて考えてる間に、祥哉の精神は向こうに持ってかれたらしい。契約は、向こうの世界で勝負して勝てれば契約成立。負ければ、ジ・エンドになる。少し離れたところで、なんとかちゃんが両手を絡ませながら祈ってる。ちなみに、なんとかちゃんがツンツンのデレデレだとわかったのはあくまで余談だったのである。 「おおぉ…」 終わったらしい。出て来た召喚獣を見て、先生たちがあんぐりしてる。モーニングスターを二つ持った、子供だった。【サンタクロース】そういう名前の召喚獣らしい。普通、袋だろ…
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加