02:一応言っておくが、この物語の主人公は俺だ

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体育倉庫に化け物が現れた。 その証拠に、俺の手に付いている変身腕時計がピコンピコンと鳴り、赤く点滅している画面には“テイオウコウコウタイイクソウコ”と表示されている。 今回の化け物は、野球のバッティングマシーンに模した体調はおよそ三メートルくらいある。 それを見た取り巻きの女子はあまりの恐ろしさに腰を抜かし、泡を吹いて気絶した。 真木は(要因がありすぎて何故だか分からないが、)すでに気絶している。 体育倉庫の中に入ると、化け物は胸を張って高らかに笑っている。 「ガハハハッ!!世界をぐちゃぐちゃにしてやる!!ガハハハッ!!」 いや。お前さ、そんな事より、 …空気読め。
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