プロローグ

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このまま何もしなければ状況は変わらない その上動き出せばこの目の前の銃弾が俺を殺すのは明白だ 逃げようともがくのは当然だろう? 依然として動かない身体 そんなこの空間で動いてる奴がいたそれも背後に いや今俺は顔すら動かないんだ気配がした、が正しいだろう 「やぁ、そこの君初めまして突然だけど異世界に行かないかい?」 ふぅ、訂正しようこんな幻聴が聴こえるなんて俺は混乱しているみたいだ 「ふふ、面白いね君本当は幻聴と違うなんて気ずいてるくせに」 あぁ、本格的に俺はどうにかしてるらしい この男か女かすら分からない不思議な声のせいだろう 信じ初めている が、同時に疑問も浮かんできた 何故俺なんだ? 「実は誰でもよかったんだ、ただ必要な時にもうすぐ死ぬ運命の君が居た、ただそれだけだよ」 成る程、確かにこの状況ならまた普通どうりに動き出せば死ぬのは明白だ 巫山戯るな!?(ふざけるな)このまま死んでたまるか だが変わらず動かない身体しかし、焼けるような痛みと共に唸るように微かに出ている俺の声 喋れる!! 「・・・異・・世・界でも何でも行ってやるだから早く俺を助けろ!!」 喋れた事がとても意外だったのだろう息を飲む音がここまで聴こえた
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