プロローグ

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「驚いたこの時の止まった空間で声だけといえ動くなんて、素直に賞賛するよ 本当は何もせずにそのまま送るつもりだったけどご褒美だよ一つこのウエストポーチをプレゼントしよう」 さぁ、もう動けるはずだよと声を掛けてきた 言葉通りなら後ろで立ち上がるのを待っているはずだ どんな奴が居ることやら 身体中のコリを解すようにゆっくりと振り返りながら見たものは 人間じゃない いや、こんな状況にした奴だ今更か・・・ そいつは人の形どころか生物の形をしてない 胸の高さ位に浮く丸い光輝く球体だった 自然と頭に浮かんだ言葉が口から溢れ落ちるように出た 「神・・・なのか? なぁ、質問がある答えてくれないか?」 不思議だ いつの間にか手の中にあるポーチもそうだが神だと確信している俺がいる 何故か分からないがそう言うモノ(物か者なのか解らないが)なのだろう
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