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『嫌やってゆうてるやろ!!』
美園は少し怒り口調で山下の手を払いのけた。
「そない言わんでも遊ぶだけさ」
『嘘っぽく聞こえる』
囲まれてて逃げられない状況のままの美園は早く咲が来てくれないか焦っていた時に前辺りから山下に声を掛けてるのが聞こえた。
「山下、今日は早いな」
美園は【また1人増えた】とため息をついた時に山下に声を掛けていたかなてと目が合った。
美園はかなてを睨んでた。
「またお前等、ナンパかよ」
そう言いながら、かなては美園の手を掴んで引っ張り出してくれて、そのまま一緒に外へ出た。
「友達と待ち合わせなんでしょ?」
『そうだけど…』
「ナンパには気をつけなよ」
かなては咲が来るまで一緒に待っててくれてた。
でも、美園はその時にお礼を言えなかった。
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