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かなてと出逢って10日も経ってた。
【行ってみよっかな】
忘れてるかもしれないけど、あの時にお礼を言いそびれていたんで美園は支度をしてゲーセンに向かってた。
『どう、声を掛けたらいいんかな』
『気付いてくれるかな』
色んな事を思いながら、ゲーセンの前に立っていた。
かなてが今日もいるとは限らないけど、待てるだけ待つつもりだった美園はゲーセンのドアを開けて中に入った。
辺りを見回してみると壁に寄りかかって人と話しているかなてがいた。
かなても美園に気付いて手招きしてくれた。
「今日も友達と遊ぶん?」
『うぅん、この前はかなてにお礼言ってなかったから来たんだ』
「気にせんでええのに」
『気にする!!この前はありがとう』
かなては笑いながら
「どういたしまして」と美園の頭を撫でてくれた。
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