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愛澤 夢斗、空青学園二年。
スポーツをさせれば、必ずNo.1。
勉強をさせても、学年・学園共にトップ。
趣味は読書とスポーツ全般。
目立つ事をあまり好まず、冷静沈着で動じない。
女子からはモテているが、興味がない。
三人兄妹の長男で、双子の妹がいる。
親友は、日下部 飛鳥。
今日から、新学期が始まる。
年も明け、いつの間にか4月になっていた。
早朝、5時30分。
夢斗は、いつものように頭上の目覚ましを止め、ベッドの上で一つ伸びをした。
カーテンを開けると、外はまだ少し薄暗い。
「電話と…メールもしなきゃ。」
高等科に入ってからの日課がある。
まず、親友の日下部 飛鳥へのモーニングメールとコールをする。
飛鳥が起床したのを確かめてから、実家へと電話をする。
お兄ちゃん子の妹たちのために。
「もしもし?ボク。夢斗。」
「あっ!にぃに?おはよー!!」
「かすみ?おはよ。かえでは?」
「かえで、昨日からカゼでまだベッドー。」
「そっか。やっぱりな。」
昨日、朝の電話での声がおかしい事に気付いた夢斗が、母親に伝え、かえでを病院へ行かせたのだ。
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