留守番

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相手が萌え系女子高生だとしても、自分を見失ってはイカン!! 「えっと…大和さんですよね?」 「あ…う、うん」 上目遣いヤメテくんない!? 何その目!?小動物かっての!! 「…まぁ上がってよ。部屋案内するから」 その調子だオレ! 無愛想な人間だと思われれば、敵も話しかけてはこないだろうしな! ***** 「親はいないし、勝手にしていいから」 「あ、あのっ!!」 え~袖摘むのヤメテ? まだ来て一時間経ってないんだし? …だからデカい目で上目遣いすんな!! 「なに?」 オレってば女の子睨んじゃったぜぇ~? ワイルドだろぉ~? 「あっ…そのぉ…ありがとうございました」 ナゼ頬を赤らめる? キサマ策略家だな!? オレの大事な宝玉を潰そうと企んでんだろ! そうはいかねぇ…負けねぇからなっ!! 「別に…オレ部屋に戻るから」 振り返ってはダメだ… 敵の作戦に引っ掛かっては命取りだ。 一番いいのは寝る事だな。 「目を見てはいけない…敵はメデューサだ」 そう思うことにしよう。 ではおやすみ…―― ***** ん?誰かノックしてる? 「大和さぁ~ん?」
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