感情2

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音楽室にいるあたしと小詠君の間に会話がないせいで、音楽室は静かで、冷房の音しかしない。 「ねえ、速川」 「はい!?」 「速川って、俺が好きなんだろ?」 それは確信してたみたいな言い方で、あたしに確認をしているらしい。 何と答えろと言うんだろうか、小詠君は。 素直に肯定するべき? それとも違うって否定するべき? あたしがとった行動は。
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