第1打席

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投手 片岡   右投右打 投手 相川   左投右打 捕手 稲村   左投左打 一塁手 黒石  右投左打 二塁手 本西  右投右打 三塁手 河原崎 左投右打 遊撃手 岩嵜  右投左打 左翼手 名川  左投両打 中堅手 荒木  左投左打 右翼手 大崎  右投右打 メモにはそう書かれていた。変わっていることはキャッチャーが左投げだということだ。基本的には内野手は右投げが基本となる。内野で、特にキャッチャーで左投げというのは日本でも数えるほどしかいない。 ノックを見ていると捕球・スローイングといった基本的なことは優希が教えたのかしっかりとしていた。中でもキャッチャーの稲村さんとセカンドの本西さん、それにセンターの荒木さんの守備は他の人よりも群を抜いていた。 「あ、あの・・・一応終わりました・・・」 優希とメンバーがノックを終えて戻ってくる。 「えっと、じゃあ次はみんなの打撃を見ようかな。簡単にマシンを使って打ってみるか。それと稲村さんと本西さんと荒木さんはちょっと来てくれるかな。」
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