第1打席

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慎也の前に集まった三人・・・稲村さん、本西さん、荒木さんは話を聞くところによると中学は男子に交じって野球をやっていたらしい。 「えっと・・・君たちにはポジション別のキャプテンをやってもらいたいんだ。内野は本西さん、外野は荒木さん、そしてバッテリーは稲村さんにやってもらいたいんだ。」 「キャプテン・・・ですか・・・?」 三人は首を傾げる。 「えっとその・・・どんなことやればいいんですか?」 チームの中で一番身長が低い荒木沙耶(あらき さや)がおずおずと手を挙げながら聞く。 「簡単に言えば指導かな。俺は多分全部は見れないから。」 「指導か~。一回やってみたかったんだよな~」 本西綾音(もとにし あやね)は張り切っているようで肩を回している。
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